睡眠を妨げる睡眠障害

 

十分に睡眠をとったつもりでも、起床後の昼間にも眠気が生じることはありませんか?ひょっとしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

睡眠呼吸障害とは

睡眠中に異常な呼吸を示す病態の総称です。
中年期に多く30~60歳の男性で4%、女性では2%前後と言われています。

代表的な例は睡眠時無呼吸症候群で、夜間睡眠中に何度も呼吸が止まってしまいます。
睡眠時無呼吸症候群のほとんどが、閉塞性睡眠時無呼吸症候群が占めており、高血圧、虚血性心疾患、脳梗塞の発症要因になることがわかっています。

睡眠時無呼吸症候群

呼吸に必要な肺への空気の通り道(上気道)が睡眠中に狭くなる、または閉塞して、呼吸が一時的にできにくくなる状態です。

呼吸がしにくくなり苦しくなると、睡眠が浅くなると同時に呼吸が元に戻ります。

しかし、再び睡眠が深くなると、呼吸が苦しくなり、睡眠が障害されるサイクルが繰り返されます。

特に肥満や顎の小さい方に多い病態で、主な症状は睡眠中の大きないびき・時々呼吸が止まる、寝つきはよいが熟眠感がない、睡眠中に息苦しくなり、目覚めることがある、夜中にトイレに行く、起床時に眠気、だるさ、頭痛などがある、などがあげられます。

重症になると、脳梗塞、心筋梗塞などの危険な合併症を引き起こす危険性もあります。

閉塞の原因として肥満、脂肪が多く短い首、舌が大きい、あごが小さいなどがあります。

睡眠時無呼吸症候群の対策

今お使いの枕はあなたにちゃんと合っていますか?

実は自分に合った枕を使うことで、睡眠時無呼吸症候群を和らげることができるんです。

もちろん、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある方は、睡眠外来や耳鼻咽喉科、呼吸器科の受診を忘れないでください。

頸椎をまっすぐな状態に保つことが重要

呼吸をするときの空気の通り道である「気道」は、頸椎(首の骨)のまん前にあります。

その気道が、睡眠時にどの位置に確保されているかで、呼吸のしやすさが決まります。

そのとき大切なのが、「枕の高さ」です。

人の首の骨は、寝ているときはまっすぐな状態になりますが、自分の体に合わない枕を使うと、まっすぐになるはずの頸椎の形がゆがんでしまうのです。

それに伴って気道もゆがんでしまうため、呼吸がしづらくなるのです。

どんな枕がよいのか?

フラット(平坦)な形状の枕をおすすめします。

その理由として、睡眠時無呼吸症候群の人は、あおむけより横向きで寝るのがいいといわれますが、これは舌が落ちずに気道が確保されるためです。

しかし、本当にフラットな枕であれば、あおむけも横向きも関係なく、呼吸がしやすい状態を保てるといえます。